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NPO法人法教育団体LEX設立総会

団体紹介 Who We are

団体紹介 Who We are

 成年年齢の引き下げに伴い、法や司法が若い世代にとって身近な社会となりました。新たな時代の自由かつ公正な社会の担い手を育むために、法的教養を育成する法教育が注目されています。我が国における法教育の普及・発展を目指して個人の尊厳や法の支配などの憲法及び法の基本原理を十分に理解させ、自律した責任主体として、自由で公正な社会の運営に参加するために必要な資質や能力を養う必要があります。また、法が日常生活において身近であることを理解させ、日常生活においても十分な法意識を持って行動し、法を主体的に利用できる力を養うことが目指されるべきであると法務省の法教育推進協議会で報告されています。

 ところが、現在の教育現場では教員の裁量によるため法教育の授業が十分に行われていません。近年、教員の多忙化が社会問題となり教員にとって負担がかからない方策を検討しなければなりません。また、学校側が外部団体を招集するにあたっての講師の招へいや費用負担の問題も課題です。現在、全国的に法教育の実施状況は試行錯誤の状況であり、法務省法教育推進協議会によってこれまで以上に効率的、効果的な教育展開に向けての改革が求められています。その為に、我が国における法教育の普及・発展を目指して我々は活動しなければなりません。

 法教育の先進国アメリカでは、1932年から法教育が始まっており1978年法制化されています。1972年から法科大学院の学生を中心として、市民に対してどのように法教育をするべきかという発想のもと、学生が積極的に関わり幼稚園段階から高等学校の最終段階まで法教育が実施されています。他方我が国では、このような取組はまだされておらず、発展途上の段階です。このようなことから、学生が法教育の担い手となるべく、小中高生へ法的に物事を考えさせる出張授業やオンライン授業を実施する団体を設立しようと考えました。

 学生が法教育を行う意義の一つ目として小中高生と比較的年齢の近い学生が授業実施することで法教育関係機関として教育現場にて外部団体の役割を果たすことができます。二つ目として教員志願者である学生に対して法教育の担い手の育成とスキルアップを行う事ができます。教員を目指す学生に法教育を学修させ、将来的に法教育を中心となって進める事ができる即戦力として活躍する事ができるような研修を行います。三つ目として、手軽に法教育を実施するための教材研究を行う事で、小中高生により身近な法教育題材を提供する事ができます。

 私たちは任意団体として、2021年度4月からインカレサークルとして法教育サークルEXPERT「未来」を設立し活動しています。(2021年度日本大学法学部学生団体特別賞を受賞)大学生や大学院生が法教育をはじめとした社会問題に関する、自分自身が小中高生時代に受けたかった授業をコンセプトに模擬授業を作成して参りました。

 そして、2021年12月にNPO法人法教育団体LEXを設立いたしました。私たちは、将来の法を担う子ども達へ、市民社会を生きる力である法教育を実施し教育現場の手助けとなる事業を通じて、法教育推進を支援していくことを目指します。

NPO法人法教育団体LEX代表理事

代表理事
​堀口 愛芽紗

堀口_NPO法人法教育団体LEX

  明治大学大学院法学研究科で

中等教育における法教育の法社会学的研究を太田勝造教授のもとで行なっている。

  高校2年次から裁判員制度に関心を持ち,

高校3年次に裁判員ラウンジに初めて参加。2020年 2月から現在にかけて

法教育の講師を務める。

また,法教育の担い手育成の必要性を感じ2021年12月に学生主体の当団体,

NPO法人法教育団体LEXを設立。

中学,高校での法教育授業や

啓蒙活動を含めて,

全53回,延べ3,051人の

生徒を指導してきた経験がある。

NPO法人法教育団体LEX代表理事

​法教育団体LEX 顧問委員会

当団体は,有識者(法学者及び法曹)から法教育活動に対し,助言を求めることを目的に顧問員会を設置しております。

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​顧問委員長

​明治大学法学部

​太田 勝造教授

日本の法学者,東京大学名誉教授,明治大学法学部教授,

弁護士(フェアネス法律事務所),法と経済学会会長,司法アクセス学会会長,

民事紛争処理研究基金理事長​,民事訴訟法,法社会学,法と経済学,

脳認知科学,心理学,AI研究など,

現実社会の現実的問題に対する​学際的な研究を行う。​

-著書-

『現代日本の紛争過程と司法政策:民事紛争全国調査 2016-2020』(東京大学出版会,2023)

『AI時代の法学入門』(弘文堂,2020)

『日本人から見た裁判員制度』(勁草書房,2015)

『社会科学 の理論とモデル7 法律』

(東京大学出版会,2000),日本法社会学会奨励賞

2000年著書部門受賞。ほか論文・訳書等多数。

-委員-

法教育推進協議会委員,

文化庁文化審議会著作権分科会委員,
第二東京弁護士会仲裁センター運営委員会委員,
第二東京弁護士会司法制度調査会委員,
大学対抗交渉コンペティション運営委員

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​顧問委員

​東京開智法律事務所

​今井 秀智弁護士

検察官を経て現在は弁護士,東京農業大学客員教授,國學院大學 非常勤講師,総務省消防大学校非常勤講師,一般社団法人リーガル パーク代表理事。

-法律監修-

「相棒」Ⅰ・Ⅱ(劇場版)(東映)​「昔話法廷」(HNK)など多数のドラマ監修,テレビ出演。

-著書-

『実録!法教育』(リーガルパーク)など。

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​顧問委員

​フェアネス法律事務所

​牧野 茂弁護士

2010年に裁判員経験者ネットワークを有志と設立。共同代表 世話人を務める。

-著書-

「裁判員制度 の10年 市⺠参加の意義と展望」(日本評論社,2020)

「取調べのビデオ 録画ーその撮り方と証拠化」(成文堂,2018年)

「裁判員裁判のいま-市⺠参加の裁判 員制度7年経過の検証-」(成文堂,2017年)など。

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​顧問委員

​専修大学法学部

​飯 孝行教授

法社会学者,日本弁護士連合会司法改革調査 室嘱託・司法改革調査室研究員,裁判員ラウンジを主催。

-著書-

『子どもたちの命と生きる ― 大川小学校津波事故を見つめて』(信山社,2023)

『裁判員制度の10年 市⺠参加の意義と展望』(日本評論社,2020)

『あなたも明日は裁判員!?』(日本評論社,2019年)など。

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